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本書は、「感性」という目に見えにくい人間の内面を出発点に、問いを立て、カタチにしていくデザインの思考と実践を探求する一冊です。教育・医療・福祉など、人と深く関わる分野でデザインに携わる方々に向けて記しました。
感性を起点に問いを重ね、物語としてひらいていくプロセスを、具体的な演習事例とともに紹介しています。内容は、感性デザインを専門とする大学教育・研究での体系的な知見と、感性の可視化をもとに開発された感性評価ツールに関する実践的なノウハウに基づいています。
技術では補えない人間の可能性に目を向ける、実践的かつ思索的な姿勢を支える感性デザインの入門書です。
本書は、感性デザインを理論と実践の両面から学ぶシリーズの「実践編」に位置づけています。
基礎的な思考法や背景を扱った『感性と情報からデザインを考えるために』とあわせて活用することで、より体系的な理解が深まります。
